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Bierreise 2012 7:Bavaria Premium

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Splitに戻ってきて、夕暮れの街をぶらりと散策。 5時過ぎに出る空港行きのバスに乗るまで、 街をまーったり歩いて、カフェでゆっくりして過ごしました。 昼間は曇りだったSplitも夕方には晴れ間が広がっていました。 19時の飛行機でザグレブまで向かいました。 Splitを離陸して直後、Splitの街が飛行機から見えましたが、 暗闇に明るく光る街並みが、ほんとに美しく感動。  次ぎ訪れるZagrebはどんな街か、わくわくしながら飛行機でZagrebへと向かいました。 Zagrebのホテルには10時ごろ到着。  夜も遅かったので、ご飯と飲み物を駅前で調達し、 ホテルでご飯を食べる事にしました。  今日紹介するのは Bavaria(バヴァリア) 。 クロアチアのビールではなく、オランダの大手醸造所のビールです。 クロアチア国内ではBavariaや Staropramen といった海外ビールも主流でよく飲まれているようでした。 Bavaria醸造所は1719年にLieshoutという小さい村で創業した小さい醸造所でしたが、 時代とともに次第にその規模を拡大させ、オランダ国内ではHeinekenに次ぐシェアを確立、また 世界各国に輸出される大手醸造所へと発展しました。 今回紹介するPremiumがこの醸造所の看板商品。 口当たりがよく、苦味も少ないので飲みやすいビールといった感じです。 所謂ヨーロッパのビールといった若干モルティーなビールでした。 ●○Bavaria Premium○● Brewery: Brouwerij Bavaria Location: Lieshout,Netherlands http://www.bavaria.com/

Bierreise 2012 6:Ožujsko Nefiltrirano pšenično pivo

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アドリア海に面する世界遺産の街、Trogir(トロギール)。 中世にタイムスリップした気分になるくらい、旧市街が 昔のまま残されており、非常に美しいです。 この日は朝からTrogir(トロギール)へ。 Split空港に程近く、空港から20分ぐらいで行く事が出来ます。 この日は飛行機でSplitからZagrebへと向かうので、空港に行く前に立ち寄るのが理想でしたが、 Trogirで荷物を預けられるか微妙だったので、結局Split→Trogir→Split→Split空港と行く事に。 Splitからは車で一時間ぐらい。 バスターミナルはTrogir旧市街の目の前にあるので、すぐに旧市街へアクセスできます。 冬という事もあって、人は少ない感じでしたが、 とにかく旧市街の古さに圧倒されました。  街自体は小さいですが、ドブロブニクほど観光地っぽくもなく、 落ち着いているので、静かに回る事ができました。  なんというか、本当に見事な街並みでした。 昼ごはんを食べて、再びSplitの街へ帰っていきました。  今日紹介するビールはOžujsko(オジュイスコ)のNefiltrirano pšenično pivo(無ろ過小麦ビール)。 所謂、ヴァイツェンと呼ばれるビールですね。 味はヴァイツェンというよりベルジャンホワイのような、爽快感のある味わいです。 フルーティーさ、泡の細かさ、なかなか美味しいビールでした。  ●○Ožujsko Nefiltrirano pšenično pivo○● Brewery: Zagrebačka pivovara Location: Zagreb,Croatia Website:http://www.ozujsko.com/

Bierreise 2012 5:Tomislav

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バスで再びSplit(スプリット)へ戻ってきました。 Topの写真は街の地下ともいえる場所。 このSplitって街はなかなか面白い構造の街で、 ローマ時代の宮殿の上に作られた街だそうだ。  Dioklecijanova palača(ディオクレティアヌス宮殿)は3~4世紀にローマ帝国の皇帝であるディオクレティアヌス帝によって建てられました。 宮殿がなくなった後、中世に宮殿の残財を利用する形で新しい街を作ったそうで、 今でも外壁や支柱らしきものが街のいたるところに残っています。 変に取り壊しなどが行われなかった事もあり、地下構造とかは良好な状態で残っており、 観光名所の内のひとつになっています。 ちなみにガイドブックとかには載ってませんが、 スプリットからトロギール/シベニク方面に向かう道沿いにローマ時代の水道橋が残ってたりと、 あちこちにローマ遺産が点在しているのもクロアチアの面白いところです。 冬のヨーロッパは日が短いので、しばらくすると辺りは暗くなって、 街は綺麗にライトアップします。  しばらく歩いたら寒くなってきたので、夜ご飯を食べる事にしました。  ドブロブニク同様、アドリア海沿いの街なので魚介がメインで美味しい。  今日は美しいグラスデザインの Tomislav(トミスラヴ) を紹介。 Ožujsko(オジュイスコ)と同じZagrebačka pivovara(ザグレブ醸造所)で醸造されているビールです。 ここで一つ言わせていただきたい。 完全クロアチアビールを軽く見ていました。 今まで飲んだビールは全てライトなラガービール。 特に大きな特徴はないのですが、このTomislavは中々のクオリティー。  中世クロアチアの統治者であったTomislav王の生誕1000年を記念して、1925年に誕生したビールで、現在までクロアチアを代表する"黒ビール"として名を馳せています。 アルコール度は7.3%とやや高めのビールは、Porterスタイルのビールです。 口当たりもなかなか濃厚で、ロースト麦芽のリッチな味わいと、 若干甘さも感じる事が出来ます。

Bierreise 2012 4:Karlovačko

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翌日もまたいい天気でした。 今日はバスでŠibenik(シベニク)へと向かいます。 所要時間はおよそ1時間半。 バスはアドリア海沿いを走るので、車窓を見ているのも楽しいです。 Šibenikの街はダルマチア地方でも最古の町の内のひとつで、 旧市街にあるKatedrala sv. Jakova u Šibeniku(シベニク ヤコブ大聖堂)は 世界遺産にも登録されている。 中央の建物がヤコブ大聖堂 旧市街は比較的小さいので、簡単に歩いて回れます。  想定より早く見終わったので、昼飯を食べて、 またSplit(スプリット)へ戻る事にしました。 Šibenikのレストランで飲んだのが、 Karlovačko(カルロヴァチュコ) 。 Ožujskoの次にクロアチアでメジャーなビールです。 醸造所は内陸部のKarlovac(カルロバツ)にある Karlovačka pivovara(カルロヴァツ醸造所) 。 1854年に創立されたこの醸造所は、現在はハイネケングループの傘下だそう。 クロアチアでもレモン等の果実で割ったRadler(ラドラー)が人気で、Karlovačkoでも色々なシリーズが出ているようです。 ヨーロッパでは若者に人気のRadler、日本でもドイツとかのRadlerを輸入する業者も出てきているようで、いずれ日本でも大手メーカーでRadlerを発売するかもしれませんね。 味はOžujsko同様若干ライトな味わいです。 Karlovac市では毎年、クロアチア一のビール祭りをやっているそうで、 美味しいカルロヴァチュコが提供されるそう。 ドイツのビール祭りもいいけど、こういう違う国のビール祭りも面白そうですね。  ●○Karlovačko○● Brewery: Karlovačka pivovara Location: Karlovac,Croatia Website:http://www.karlovacko.hr/

Bierreise 2012 3: Ožujsko Božićno pivo

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街をぷらぷら散歩して、次の目的地へ向かう3時のバスに乗るためにバスターミナルへ向かいました。 観光案内所でバスを聞いたときは、15:30のバスはあると言われていたものの、 実際バスターミナルに行くと「土曜日運休」とのこと。 仕方ないので、次のバスである18:00のバスまで待つ事になりました。 時間が沢山合ったので、港付近でコーヒーを飲みながらゆっくりしてました。 意外にこの時間がなかなか楽しく、ほんとにゆーっくりしながら、 日暮れを待つと、非常に美しい夜景も見る事ができました。 18:00 SPLIT行きのバスに乗りました。 バスから見える美しい星空、アドリア海の夜景。 4時間半もの長旅ではありましたが、なかなか印象に残るバス移動になりました。  SPLITに着いたのは夜の11時前ぐらい。 結構疲れた一日となったので、一杯飲んで寝る事にしました。 今日紹介するのは Ožujsko の Božićno pivo(ボジュチーノ ピーヴォ) を紹介。 Božićno Pivoとはクロアチア語で、クリスマスビールを意味しており、 アルコール度も6%と若干高い、冬向けのビールです。 味は普通のオジュイスコと比べると、ライト感は少なく甘みも若干あって美味しいです。 ラベルもクリスマス感たっぷりでいい感じです。  ●○Ožujsko Božićno pivo○● Brewery: Zagrebačka pivovara Location: Zagreb,Croatia Website:http://www.ozujsko.com/

Bierreise 2012 2:Favorit

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山頂に登ってから再び市街地へと戻ってきました。 今度は旧市街を囲む、城壁の上を歩いてみる事にしました。 一週歩くにはだいたい30~50分ぐらいかかりますが、 城壁も高低差があり、高い所からは一番最後の写真のような、街を上から見下ろす事ができます。 山頂からの眺めも綺麗でしたが、個人的には城壁から見る街並みの方が美しく感じました。 青い海とオレンジ色に統一された屋根。 今まで見た景色の中でも、特に美しいと感じた風景でした。 しばらく歩いて、昼ごはんを食べる事に。 クロアチア料理ってどんな感じが想像が出来ませんでしたが、 アドリア海沿いのダルマチア地方は完全イタリア料理のような感じ。 魚介をふんだんに使った料理は、どれも美味しそうなものものばかり。  写真は生牡蠣とたこのサラダ。 二つとも美味しすぎる!!  ワインなんかと合うんじゃないかななんて思ってましたが、 ビールが飲みたかったので、ここでもビールを注文。   今日紹介するビールは、クロアチアの Favorit(ファヴォリート) というビールです。 クロアチアのビールは、先日紹介したザグレブのOžujsko(オジュイスコ)とカルロバツのKarlovačko(カルロヴァチュコ)の2大大手ブランドがシェアの殆どを占めています。 どちらとも内陸の中央クロアチアの街ですが、それ以外の地域でもビールが醸造されています。 今回紹介するFavoritはイタリアに近いイストリア地方のビール。 内陸のビールよりすっきりしてると思ったら、意外としっかりした味がしていて、 なんとも飲みやすいビールでした。  魚料理にホント合いました。 ●○Favorit○● Location: Croatia

Bierreise 2012 1: Ožujsko

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11月末にクロアチア/スロベニア/オーストリアへと行って来ました。  短い旅程の中でしたが、今回も様々な醸造所を訪れ、様々なビールを堪能してきました。 Bierreise(ビアライゼ=ビール旅行)ということで、各地のビールを旅行記を交えながらシリーズで紹介したいと思います。 ドブロブニクの朝。アドリア海を一望する。 まずは初日。 初日は東京からウィーン、ザグレブと乗り継いでクロアチアのドブロブニクまで一気に向かいました。所要時間はおよそ18時間というなかなかハードなスケジュールでした。 最初の目的地であるDobrovnik(ドブロブニク)はアドリア海の真珠とも称されるほど美しい街並みが残る街です。 世界遺産にも登録されており、現在は日本人も多く訪れる街だとか。 ドブロブニクだけでなく、クロアチアのアドリア海沿岸は毎年ヨーロッパのバカンス客を中心に大変い賑わうそうで、逆に冬は雨季ともあってオフシーズン。 ただし、 運よくこんなにもいい天気に恵まれました。 11月下旬とのことで、絶対寒いだろうなと思っていましたが、まさかの長袖一枚で過ごせるほどの暖かさでした。 冬なので観光客もまばら。 夏のハイシーズンにおもいっきし稼いで、冬は休むお店も多いようで、 街によってはレストランが閉まってたりします。 まずは山の上へロープウェーで登る事にしました。 山の上から見る街並みはまさに絶景。 これほどまでにしっかり城壁が残されている町並みも珍しく、 ホントに圧巻の景色です。 山頂まではロープーウェーでも行くことが出来ますが、 帰りは歩いて帰るのもお勧めです。 (およそ40分~60分ぐらい) 天気がよければ、これほどまでに美しい景色が堪能できます。 山の上には山羊がいたりと牧歌的・・・ ************************ それではビールを紹介しましょう。 ビールのいいところはワインとかとは違い、世界各国至る所で作られ、飲まれているところです。 クロアチアはワインの国ですが、ビールも好まれて飲まれています。 代表格が今日紹介する、 Ožujsko(オジュイスコ) 。 缶のデザイン。暖かいアドリア海を望みながら飲む一杯は最高でした。 ザグレ

Krönleins Stockholm Fine Festival Beer

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いつかの江ノ島。 鳥が冬支度してたり、 冬の空気で、山も夕景も綺麗だったり。 寒いけど、冬の江ノ島も好きです。 ********************** 今日紹介するのは先日に引き続き Krönleins醸造所 の Stockholm Fine Festival Beer です。  冬を感じさせる美しい缶のデザインですね。 ストックホルム市庁舎がラベルに描かれています。  Krönleins醸造所が有しているThree Heartsと呼ばれるブランドのビールのようです。 ドイツで言うFestbier(フェストビア=英Festival Beer)と同じスタイルなのか、アルコールは意外に普通で5.3%。同じブランドでアルコール度数7.2%のタイプも市場に出ており、こちらがどちらかというとFestbier(フェストビア)という性格が強いかもしれません。 味はモルトの味わいが若干深い。それでいて、そこまで重い感じもしないので、  飲みやすいビールです。 因みに参考情報ですが、スウェーデンではビール事情に関してちょこっと。 スウェーデンのビールはアルコール度数に応じて、以下の種類に分かれます。 Lättöl(Light Beer) アルコール度数:2.25%以下 Folköl(Beer) アルコール度数:2.25%-3.5% Starköl(Strong Beer) アルコール度数:3.5%以上。 この分類は税制もあるのかもしれませんが、種類によって買える人・場所が異なってきます。 例えば、 Lättöl は誰でも買う事が出来、 Folköl と Starköl は18歳以上でないと購入する事ができません。 それではFolkölとStarkölの違いはどこにあるのか。 面白い事に、スウェーデンは種類は専売制になっておりSystembolagetというお店でのみしか、 Starkölを購入する事の出来ないとのことだ。(もしくは許可を得たレストランやパブ) 因みに Systembolageは20歳以上でないと買う事の出来ないそうで、お店では18歳からStarkölを飲む事が出来るのに対し、お店で購入して家で飲む場合は20歳からでないと飲む事が出来ないな

Krönleins Crocodile

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三鷹の森を紹介したので、藤子・F・不二雄ミュージアムも紹介します。 場所は川崎市の登戸。昔の向ヶ丘遊園があった場所に位置しています。 駅からは離れていますが、藤子不二雄メイクされたバスに乗って行くことが出来るので それもそれで楽しいです。 屋外展示にはお馴染みのキャラクターやどこでもドアがあったりと見所満載。 藤子ファンとしては、ドラえもんだけでなくチンプイやエスパー魔美もフューチャーされているので楽しい。   屋外展示に続いて人気が高いのが美術館のカフェ。 キャラクターをデザインしたラテアートや、あの暗記パンが食べれたりします。 また行きたいなーなんて思う美術館でした。  **************************  今日はIKEAで買ったスウェーデンビール「 Crocodile 」を紹介します。  名前のとおりワニ(Crocodile)が描かれており、一瞬南米系のビールかなと思わせます。   Krönleins醸造所 で作られるビールで、Brewing Industry International Award(ビール産業国際賞)で金賞も受賞した経緯があるラガータイプのビールです。 Krönleins醸造所は1836年にHalmstadで創業した醸造所です。 当初はSvensköl(スウェーデンのビール)と呼ばれる伝統的な甘く低アルコールのビールを醸造していました。北欧地方ではそもそもビールは各家庭で作られていたもので、今でもフィンランドやエストニア地方にはその伝統が残り、家庭でビールを醸造しているところもあるようです。 1843年にFredrik Rosenquistによって、Bayerskt öl(バイエルンのビール)、所謂Lagerビールがバイエルンからスウェーデンに伝わると、Krönleins醸造所をはじめ多くの醸造所がLagerビールを醸造するようになります。その結果としてSvenskölは徐々に姿を消し、この頃からスウェーデンでビールといえばLagerというイメージが定着します。 今も北欧の国に行くと、どこもかしこもライトなLagerビールが好まれていますが、 昔は甘いビールが飲まれていたのですね。