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Bierreise 2013 3: Augustiner Edelstoff

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塔から降りて街をぶらり。 Nördlingenの地ビールとも言える Ankerbrauerei(アンカー醸造所) のビールを飲みたいと思っていたが、飲めるお店が長期休業中であったため、仕方なくご飯を食べにSixenbräu(シクセンブロイ)へ。 Bräu(醸造所)の名がつくとおり、このレストランもかつては地ビールを提供するレストランでした。 一時はネルトリンゲンで一番大きな醸造所だったそうですが、1990年に残念ながら操業停止をしてしまったそうです。 ドイツにはこのように昔は地ビールを提供していたが、醸造業はやめ、レストラン営業のみを続けているお店が数多くあります Sixenbräuの入り口にも当時のグラスやコースター等が展示されていて、これらのビールが飲めれば…となんとも残念な気分です。 お昼頃着いたら店内は既に多くの地元のお客さんで賑わっていました。 人気店のようです。 今回食べたのはMaultasche(マウルタッシェ)。シュヴァーベン地方に伝わるラビオリのような料理です。 美味しく頂きました。  食後は乗ろうとしていた電車の時間に間に合わなかったので、 のんびり街をぶらぶらする事にしました。 ネルトリンゲンの街を囲む城壁をゆーっくり散歩。 ちょうど西日が城壁の歩道に。のんびりした休日の夕方です。 のんびりとしていていい街でした。  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ミュンヘンへ電車で帰ってきて、この日はAugustinerのビアホールへ。 2010年3月の記事 にも書いたビアホールと同じところです。 今回はEdelstoffを頂きました。 先日記したTegernseer Helleと同様さらっとした味わいの中にある麦芽の甘み。 なんとも幸せになる一杯。 バイエルンのHellesビールは本当に美味しいですね。 ●○Augustiner Edelstoff○● Brewery: Augstiner Bräu Location: München(Munich),Germany http://www.augustiner-braeu.de/

Bierreise 2013 2: Hopf Helle Weiße

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2日目はロマンチック街道の町、Nördlingen(ネルトリンゲン)へ。 中世の面影が色濃く残る美しい街です。 ミュンヘンからネルトリンゲンまでは、Bayern ticket(バイエルンチケット)を使ってRE(レギオナールエクスプレス)に乗って行きます。途中のDonauwörth(ドナウウェルト)で乗り換えて2時間ほどの道のりです。 余談ですが、今回はこの"バイエルンチケット"を非常に多用しました。 このチケットはバイエルン州内のほぼ全ての鉄道・バス・路面電車を利用出来るだけでなく、 Salzburg(ザルツブルク)等、国境に面する隣国まで行く事が出来ます。 何より嬉しいのがその価格で、1人使用の場合22EUR/日ですが、2人で26EUR/日、4人だと34EUR/日となり、4人で行くと1人1000円ほどでバイエルン内乗り放題となります。 そんなバイエルンチケットを使用し、ネルトリンゲンに着いたのは朝10:00頃。 朝は曇っていましたが、だんだんと日が出てきました。  街中は木組みのFachwerkhaus(ファッハヴェルクハウス)が立ち並び、可愛い街並みです。 毎回ヨーロッパの街に行くと、必ず登りたくなる教会の塔。  天気も良かったので登ってみる事にしました。 何段もある階段を息を切らしながら上がると、、、 絶景です。 中世の街並みを非常に良く残しており、教会・Marktplatz(マルクト広場)を中心として街が城壁で囲まれている様子が非常によく観察できます。 景色を堪能し、塔を下る途中に"猫"の貼り紙が。 気になったので、塔の管理人のおじいさんに聞いてみると、この塔に住んでいる猫だそう。 今いるのかと聞いてみると、「こっちに入っておいで」と管理室へと案内してくれました。 気持ちよさそうに睡眠中。 彼女の名前はWendelstein(ヴェンデルシュタイン)。何とも立派な名前ですが、 この教会の塔である"Daniel(ダニエル)"の旧称だそうです。 人に対しても警戒心がないようで、一躍ネルトリンゲンの人気者になり

Bierreise 2013 1: Tegernseer Hell

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今年も長期休暇を利用してヨーロッパへ旅行してきました。 行き先は、、、  南ドイツに行ってきました。 初日は4年ぶりのMünchen。 いつ見ても新市庁舎とFrauenkirche(フラウエン教会)は壮大で美しいです。 11月の初めは比較的寒く、日が暮れるにつれて寒くなってきます。 日本を出発してミュンヘンには夕方ぐらいに着き、ホテルで一休みした後、 ビールを飲みにさらっと街の中に繰り出しました。 訪れようとした Augustiner(アウグスティナー)醸造所 や Schneider(シュナイダー醸造所) のビアレストランは満席で並んでいたので、Schneiderのビアホールの手前にある Tegernseer Tal Bräuhaus(テーガーンゼー タール・ブロイハウス) に行く事にしました。 大きなテーブルが幾つかあるビアホールのようなお店ではあるが、 店内は小奇麗かつお洒落で非常に居心地の良いお店です。 隣に座っている人から本のような物を渡されたので、 一瞬「?」となりましたが、実はこの中にメニューが記載されています。 飛行機で夕食を食べた事もあって、今日の夜ご飯はさらっとソーセージを頂きます。  ここで、一緒に飲んだビールを紹介します。  今日飲んだのは「 Tegernseer Hell(テーガーンゼー ヘル) 」。 南バイエルンのリゾート地にある Herzoglich Bayerisches Brauhaus Tegernse で醸造されているビールです。 すっきりとした味わいではあるが、決して軽さを感じない。 ヘレスビールならではの甘みも感じられて非常に飲みやすい一杯です。 バイエルンのビールといった感じ。美味しい。 参考リンク: 当サイト2010年4月の記事 "Herzoglich Bayerisches Brauhaus Tegernsee:Max I. Joseph Jubiläums Export" ●○Herzoglich Bayerisches Brauhaus Tegernsee: Tegernseer Hell○● B

Weihenstephan: Hefeweißbier

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先日甲信越地方へと出かけてきたときの写真。 果物狩りへと行って来ました。 意外にも果物狩りってそんなに行った事がなかったので、結構はしゃぎました。 この果実園では一種類の果物だけではなく、ナイアガラ、プルーン、梨の3種類の果物狩りを楽しむ事が出来ました。 やっぱり梨が一番好きかも知れません。  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 今日紹介するのは Weihenstephan(ヴァイエンシュテファン) の Hefeweißbier(ヘーフェヴァイルビア) 。 Hefeとは酵母を意味し、Hefeweißbierは酵母が残った無ろ過のヴァイェンのことを指します。 オクトーバーフェストの繁盛で様々なドイツビールが知られるようになりました。 このWeihenstephanも、色んなお店で樽生で飲めるようになり、ビール消費が伸び悩む中、 日本においても少しずつ多様性のあるビールが認知されてきた気がします。  2010年12月の記事に記したとおり、Weihenstephanはウェブサイト冒頭に"älteste Brauerei der Welt"と書かれているとおり、現存する世界最古の醸造所と言われています。 長い伝統の元培われた醸造技術のもと作られるWeizenはいつ飲んでも満足できる芳醇な味わいを醸し出してます。 いつかは醸造所見学も行ってみたいところ。但しグループ参加が基本となるようなので、 なかなか個人だと難しそうです。 ●○Weihenstephan:Weizen○● Brewery: Bayerische Staatsbrauerei Weihenstephan Location: Freising,Germany Purchase Possibilities in Japan ○ Website:http://www.brauerei-weihenstephan.de/

Bierreise 2012 27: Salm Bräu Weizen

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  The Highlander→Medlbräu→Salzburger→Gösserときて、なんとこの日5軒目のビアパブへとやって参りました。ホントはゲッサーが最後の店になるはずでしたが、ホテルまでの帰路で、 「最後はWeizenで締めたいなー」なんて話をしていたら、ふと「ヴェルヴェーデレ宮殿の辺りに醸造所あった気がするな」と思い出して、急遽行く事に。 そうしてやってきた Salmbräu(ザルムブロイ) 。 ヴェルヴェーデレ宮殿のすぐ横にあります。  割と遅い時間ではありましたが、店内は満席! とにかく人気店みたいです。 店内には醸造釜があり、実際醸造しているよう。 実はSalmbräuは、こうした醸造釜など、ビール醸造に関わる装置の製造メーカー。 1924年にWienで創業以来、世界各国のマイクロブルワリーへ輸出しており、 日本でもおたるビール等がSalm社の設備を使用しているようです。 そしてこのSalmbräuはSalm社初となる直営ビアレストランだそうで、 ビール設備メーカーが運営しているビアレストランと、なかなか興味深いです。 様々な賞も受賞しているよう。 このお店のラインアップは以下の通り。 Pils(ピルスナー)、Helles(ヘレス)、Märzen(メルツェン)、Böhmisch G'mischt(ベーミッシュ・ゲシュミッシュット=ボヘミア風のドゥンケル)、Weizen(ヴァイツェン)。 色々試したいと思いましたが、流石に酔っ払ったし、お腹も一杯だったので Weizenだけを注文。 非常にクオリティーに高いヴァイツェンでした。 隣にいた友人は、うまさに感動していたようでした。 バイエルン南部のヴァイツェンを思わせる濃厚で香り豊かな味わいは、 私好み。 1週間ほどの旅行を長々とお伝えしましたが、 昨年のビール紀行はこれにて最終回。 またビールを飲みに海外へと行きたいな。  ●○Salm Bräu Weizen○● Brewery: Salm Brä  Location: Wien(Vienna), Austria Website:http

Bierreise 2012 26: Gösser Winterbock

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Salzburgerでたらふく飲んだ後は、旧市街にあるGösser Bierklinik(ゲッサー・ビアクリニ-ク)へ。 1400年代からある、歴史ある建物に入るこのレストランは、ガイドブックなんかにものっている有名店。 若干料理等は高めですが、雰囲気とオーストリアビールを存分に楽しめるのでいいかもしれません。 私がここに来た理由は、本当に美味しいDunkelが飲めること。 5年前に一度訪れた事があって、あの味が忘れられないと思って飲んだのですが、 思っていたのと若干違う・・・! 昔は甘みがあって、自分好みだって思っていたのですが、 勘違いだったか、甘みはありませんでした。 数年たって味覚が変わってしまったのでしょうか・・・ とは言え、ビールのクオリティーは高く、これはこれで美味しい。 続いて飲んだのは冬季限定のWinterBock(ヴィンターボック)。 アルコールが若干高めのビールで、麦芽の甘みが増しています。 こちらも非常にクリーミーな泡がなんともビールの魅力を際立たせて、 これも美味しいボックでした。 ここで提供されるビールは、キリンシティーみたいに泡にこだわっているようで、 本当に美味しいビールが提供されます。 ウィーンに来た際はお勧めのビアパブです。 (店員のおっちゃんもなかなか愛嬌がある笑)  ●○Gösser Winterbock○● Brewery: Gösserbrauerei  Location: Göss, Austria Website:http://www.goesser.at/

Bierreise 2012 25: Stiegl-Paracelsus-Zwickl

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前回に引き続きStieglを紹介。 Stiegl(シュティーグル)のビールをどこで飲んだのか?という所で前回は終わっていましたので、 レストランを紹介します。 数回前の記事で、ウィーン大学内にある Unibräu(ウニブロイ) というレストランを紹介しましたが、 今回紹介するレストランも、同じ大学内、Unibräuから100mほどの所にあります。 Stiegl Ambulanz(シュティーグル・アンブランツ)というこのレストランは、 Salzburgにある大手醸造所であるStieglbrauerei(シュティーグル醸造所)の直営店で、 店内はなかなかお洒落な感じです。  店内はお洒落なカフェのような雰囲気。冬になるとクリスマスツリーが登場し、 ますますまったり、居心地がなんともいい場所になります。 こんな所で勉強できたら、、うーむ。うらやましい。ウィーン大学生。  さて、今日はStieglのZwickl(ツヴィックル)、 Paracelsus-Zwickll(パラケルスス・ツヴィックル) を紹介。 パラケルススとは、スイスの医師の名前だそうですが、どうしてこの名前がついているのか 色々調べていたところ、この医師が亡くなった地がSalzburgということで、 Salzburgにゆかりのある人物、という事でつけられたのでしょう。 なかなか面白いグラスに入ったZwicklですが、Zwicklの特徴でもある酵母による濁りが 出ていて、前回紹介したhausbierと比べると濁り方がだいぶ違います。 味はその分ややマイルドで美味しい。 Zwicklは私の好きなスタイルの一つなのに、日本ではあまり飲めないのが残念。  ●○Stiegl-Paracelsus-Zwickl○● Brewery: Stiglbrauerei  Location: Salzburg, Austria Website:http://www.stiegl.at/

Bierreise 2012 24: Stiegl Hausbier

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日が暮れてからウィーンの町をぶらり。 11月ではありましたが、街はすっかりクリスマスモード。 至る所でクリスマスマーケットが開催されていました。  いつの時期訪れてもウィーンは綺麗ですが、 クリスマスの時期は特段綺麗ですね。 *********************** 今日はSalzburgにあるオーストリアでもメジャーな醸造所、Stieglbrauerei(シュティーグル醸造所)のビールを紹介。 今回飲んだのは Hausbier 。 ラガータイプのビールで、濁りのなく、透き通っています。 色からも察するように、なかなか飲みやすいビールで、 さっと飲み干せてしまいます。 なかなか雰囲気のいい所で飲みましたが、ここがどこなのかは次回ご紹介します。  ●○Stiegl Hausbier○● Brewery:Stieglbrauerei  Location: Salzburg, Austria Website:http://www.stiegl.at/

Bierreise 2012 23: Medl Märzen&Helles

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Medlのレストラン内で昼ごはんを頂きました。 私の大好きなKnödel(クネーデル)がスープの中に入っているBeuschel(ボイシェル)という料理です。 Beuschelとは牛とか豚の内臓料理の事で、スープの中に沢山入っていて、これがなかなか美味しい。しかもビールに良くあって、一気にお気に入り料理になりました。 食後は近くのSchloss Schönbrunn(シェーンブルン宮殿)へお散歩。 クリスマスシーズンという事あって、大きなクリスマスツリーが飾られていました。 ************************** 今日はMedlで頂いたMärzenとHellesを紹介します。 ジョッキ二杯ですが、手前のコースターと比べるとかなり小さいことがお分かりでしょうか? 実はこれ、0.1-0.2l程の小さいジョッキで、 Pfiff(プフィフ) という、Wienでよく使用されるビールのサイズです。 ドイツなんかを旅行すると、基本的には 「Klein(小=300mlぐらい) oder Groß(大=500mlぐらい)?」 と店員さんに聞かれるように、2種類しかない事がおおいので分かりやすいですが、地方によっては色々なサイズがあります。 現に、wikipediaで「Biermaße(ビールのサイズ)」と検索したら 100 もの呼び名がばーっと出てきました! その一部だけでもメジャーだと思われるのだけを紹介しましょう。 例えば、今回訪れたMedlのメニュー。 サイズがそれぞれ、 Pfiff、Seidel(Seidl)、Krügerl(krügel)、Mass とあります。 それぞれに対して親切にリッター数を表示してあるのでわかりやすいですが、店によっては表記がないところも多く、何もわからずMassを頼み失敗する事もありそうです。  これらの表現は、基本的に南ドイツやオーストリアで使用されるもので、Pfiffなんかはウィーンならではのサイズっていう感じです。 また、アイリッシュパブなんか行くとYard(ヤード)グラスと呼ばれるものがありますが、 これは細長いグラスに約2pint分入ったものの事を指します。 サイズは国/地方によっても表現は様々。

Bierreise 2012 22: Medl Bräu Märzen

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先日紹介したThe Highlanderでビールを飲んだ後、少し散歩をして、今後はウィーン西部にある Medl Bräu(メードル・ブロイ) へとやってきました。 中心街からは若干遠いですが、トラムの線路沿いにお店があるのでアクセスしやすい環境にあります。 1989年創業の醸造所は、地元の人にも愛されるレストランのようで、ランチとビールを頂く地元の人で賑わってました。 広々とした店内では醸造釜を見ながらビールを楽しむ事が出来ます。 それでは、まずは Märzen を注文してみる事にしました。 モルティーな味わいのメルツェンは、今までウィーンで飲んだ中では、 一番しっかりした味がするビールって感じです。 モルトの甘みも若干伝わるし、なかなか飲み応えがあります。 Medl Bräu の情報は以下の通り。 Address:Linzer Straße 275 1140 Wien-Penzing 最寄り駅: トラム 52  "Gruschaplatz"下車 徒歩2分  ●○Medl Bräu Märzenn○● Brewery: Medl Bräu  Location: Vienna, Austria Website:http://www.medl-braeu.at/

Bierreise 2012 21:The Highlander Weizen

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ウィーン二日目も、ウィーン市内にある醸造所を練り歩く事にしました。 朝、トラムで中心街から若干外れた所へやってきました。 U6のWähringerstraße(ヴェーリンガー通り)から歩いて5分ぐらいの所に、本日最初の目的地である The Highlander があります。 開店前についたので、しばらく目の前の広場のベンチでゆっくり休んで開店を待つ事に。 お店の名前(英語)といい、店の雰囲気もどこかイギリスのパブのような雰囲気の醸造所ですが、 提供しているビールは、WeizenやZwicklなど、ドイツ系が中心。ただStoutも醸造しているところに若干イギリスを感じます。  店内には醸造釜もあり、いかにフレッシュなビールが飲める事がわかります。 数種類ありましたが、今回は大好きな Weizen(ヴァイツェン) を飲むことに。 グラスの中で濁っており、綺麗なグラデーションが出来てました。 味は率直においしい! フレッシュな酸味と、ヴァイツェンのなんともいえないフルーティーな味わいをしっかり楽しむ事が出来ます。  なんとも贅沢な味わい・・・朝から美味しいビールを頂けました。 The Highlanderの情報は以下の通り。 Address:Sobieskiplatz 4, 1090 Wien 最寄り駅: U6  "Währingerstraße"下車 徒歩5分  ●○The Highlander Weizen○● Brewery: The Highlander  Location: Vienna, Austria Website:http://www.the-highlander.at/