Bierreise 2013 6: Allgäuer Teutsch Pils


前回からの続き。
Neuschwanstein城からの美しい眺めをゆっくり見ている内に日が暮れてきました。


Füssenに戻ってくると既に真っ暗。

翌日の観光に備えてゆっくり休みました。


 翌日、朝早く再びNeuschwanstein城の麓に行くと、昨日の夕暮れの景色とは異なり、
さわやかなお城を見る事が出来ました。

フュッセンに宿泊して観光をすると、朝夕、違った印象のお城の姿を見る事が出来るので、
非常に良いチョイスでした。


 この日は、Neuschwanstein上の麓にあるHohenschwangau(ホーエンシュヴァンガウ)城。
Neuschwanstein城ほどの迫力はないものの、見ごたえのあるお城でした。

 そんなこんなで、二日間にわたり二つのお城の観光をし終え、
フュッセンの観光は終わり。

最後に駅でAllgäuer(アルゴイアー)のビールが飲めるKneipe(居酒屋)を見つけたので
一杯飲んでいく事にしました。


 Allgäuer Brauhaus(アルゴイアー醸造所)。

Allgäu(アルゴイ)とは、Füssenも含むドイツ南部の地方のことです。

このAllgäuerは同じアルゴイ地方のKempten(ケンプテン)にある醸造所で、現在はRadeberger Gruppe(ラーデベルガーグループ)に所属している、この地域では比較的大手の醸造所ということになります。

醸造所の歴史は古く、既に1394年にAllgäuer醸造所の前身であるStiftsbrauerei(シュティフツ醸造所)が 公文書で言及されています。

現在のAllgäuerという名前になるのは、それから500年後の1911年になります。
このAllgäuerbrauhausには周辺の醸造所が吸収合併していて、その中に先ほど述べたStiftsbrauerei(シュティフツ醸造所)も含まれている事からAllgäuerは600年の歴史をを持った醸造所という所以だそうです。

1937年にはBräuhaus Aulendorf(アウレンドルフ醸造所)も傘下に加わり、AulendorfのブランドであったTeutsch Pils(トイチュ・ピルス)は今もAllgäuerのピルスナーブランドとして生きています。

Allgäuerのウェブサイトに行くと、AllgäuerのサイトのほかにAllgäuer Büble bier(アルゴイアー・ビューブレ・ビア)というのがあります。

こちらはAllgäuerの中でも歴史あるトラディッショナルなビールで、20世紀初頭、ビールがまだ瓶で売られてなく、醸造所や近隣の居酒屋でしか飲むことが出来なかった時代、ビールの容器を持たせて子供にビールを買いに行かせていたそうで、その時代を思い起こすようにと、立ち上がったブランドだそうです。
 
 肝心のAllgäuer Teutsch Pilsは、非常にフレッシュな味わいで、
本当に美味しかったです。

ピルスらしい苦味の中にもHellesのようなモルツの甘みも感じられました。



●○Allgäuer Teutsch Pils○●
Brewery:Allgäuer Brauhaus
Location:Kempten, Germany
Website:http://www.allgaeuer-brauhaus.de/




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