投稿

1月, 2013の投稿を表示しています

Bierreise 2012 13:Villacher Hausbier

イメージ
早朝の電車でリブリャナから一気にオーストリアへ。 リブリャナからウィーンに行く際、マリボル-グラーツを経由して行く方が早いみたいだが、 今回Villach(フィラッハ)を経由したのには理由がある。 Villachの駅前にある Villacher 醸造所直営の Villacher Brauhof(フィラッハー・ブラウホフ) に行く為である。 朝9:00ぐらいから営業しているみたいで、私たちも10時前に入店し、朝からビールを堪能したわけです。 駅前のBrauhof モダンなタップが並び、様々な種類のBier vom Fass(樽生ビール)を堪能できる。 クロアチア、スロベニアと来て、ようやくビール圏に入ってきたなと実感。 まずはVillacherのラインナップを確認してみましょう。 Märzen(メルツェン) Pur(プア) アルコール度/麦汁濃度(Stammwürze)の低いライトビール Pils(ピルスナー) Hugo(フーゴ) ニワトコやミントの葉っぱ等を混ぜたラドラー系のフレッシュビール Radler(ラドラー) Bockbier(ボック) Dunkel(ドゥンケル) Selection Red(セレクション レッド)  ロースト麦芽を用いたBockスタイルのビール Hausbier(ハウスビア) モルティーな味わいが特徴のビール Oktoberbräu(オクトーバーブロイ) オクトーバーフェストで飲まれるキャラメル麦芽を用いたビール Zwickl(ツヴィックル) 上記を見てみて、面白そうだなーと思ったのが Hugo(フーゴ) 。 ニワトコやミント等を入れたフレッシュ飲料で、アルコール度は2%。 他の地方にはなかなか見られないビールなので、どんなものか試してみたいですね。 今回はまず Hausbier(ハウスビア) から頂く事に。 泡立ちが良いビールで麦芽の優しい味が楽しめる。 朝の一杯目としては丁度いい感じです。  ●○Villacher Hausbier○● Brewery: Villacher Brauerei  Location: Villach Austria Website:http://www.villacher.com

Bierreise 2012 12:Laško Zlatorog

イメージ
 リブリャナ城から再び旧市街に戻ると、一気にライトアップされた夜の景色。 リブリャナの観光名所/中心にある三本橋(Tromostovje)がかかるリュブリャニツァ川沿いには カフェやバー、レストランが点在しており、お店もライトアップしているので非常に美しい。  静かなリブリャナの夜。 散策するのも楽しい。 翌日はオーストリアまで向かいます。 旅の終わりまであともう少し。 ************************* 今日はスロベニア2大ビールのうちの一つ、 Laško(ラシュコ) を紹介します。 Unionが首都リブリャナに醸造所を持つ「都会派」に対し、Laškoは温泉で知られるLaško市にあり、どちらかといったら「ローカル派」っていったところでしょうか。 Laškoの歴史はFranz Geyerが醸造所を創立した1825年に遡ります。経営者/時代によってLaškoは波乱万丈とも言える歴史を刻んできます。 1889年に一度倒産申告をした後、Simon Kukecという醸造士が醸造所を買い取り、沢山のビールのスタイルを確立し、Kukecの素晴らしい経営手腕の元、Laškoは再び輝きを取り戻します。 しかしその時代も決して長くは続かず、一度また醸造所は閉鎖される事になり、1938年に再建されます。 戦後はユーゴスラビアでも大手の醸造所として成長。ユーゴを含めた国内市場を中心に販売をしていたそうなので、ユーゴからいち早く独立した際は販売状況がやや厳しかったようですが、現在はスロベニア最大のビールメーカーへと成長してます。 今日紹介するのは、Laškoの中でも看板商品である Laško Zlatorog(ズラトロク) 。 Zlatorogとはラベルにも描かれているシャモアの事で、金の角を持ったスロベニアに伝わる伝説上の動物だそうです。 味はUnionと比べてこちらの方が、モルティー感があり飲み応えがあります。 私の私見なのであてにはならないですが、Union=ライト=若者向け、Laško=伝統的なビール=万人に好まれるビールって感じがしました。Unionがスーパードライ、Laškoはキリンってとこでしょうかね。 ちなみにZlatoという単語はど

Bierreise 2013 11:Union

イメージ
ljubljanaの街並み。後ろがリブリャナ城。  クロアチアを後にし、電車でスロベニアの首都Ljubljana(リュブリャーナ)へやってきました。 スロベニアは旧ユーゴスラビアの国でもユーゴ時代から経済的にも非常に豊かな国でした。 旧ユーゴ諸国の中で唯一EUに加盟しており、通貨もユーロ。 クロアチアから国境を越えて、「スロベニアは経済的に先進的だ」と感じたのは、 スロベニア圏内に入ると突然線路と駅のクオリティーが上がる事。 昨今の経済危機の状況を考えると、ポルトガル等と比べても国民一人当たりのGDPは高いかもしれませんね。 リブリャナ城への道 リブリャナに着いて、早速街をぶらりと散策します。 旧市街自体はコンパクトなので、主要な観光地はさらっと徒歩で巡れます。 リブリャナの中でも主要な観光地の内の一つ、リブリャナ城。 旧市街にある山の上にあるお城へは徒歩でもケーブルカーでも訪れる事ができます。 今回は徒歩で行きましたが、尋常じゃないくらい急斜面の道があり、なかなか足腰が鍛えられます。 山の上まで登るのはやや骨が折れますが、そこから見たリブリャナの風景はなかなか綺麗です。  アドリア海から内陸へ、いよいよ気候も冬っぽさが増してきました。 ******************** 今日紹介するビールは、スロベニアの Union(ウニオン) というビールです。 スロベニアの2大ビールはこのUnionとLaškoというビールで、 スロベニア国内ではよく見かけます。 2大競合なのかなと思っていたら、Unionは現在Laškoグループの傘下で、子会社のようです。 このUnionの醸造所はLjubljana市街にあり、醸造所博物館を擁し、見学も行えるみたいです。 いわばリブリャナっ子のビール、といった性格を持つUnionですが、少しその歴史を見てみましょう。 1864年にKosler醸造所としてスタートして、まもなく150周年を迎える醸造所です。 共産圏に取り込まれた他の東欧諸国のように、独自の社会主義体制を確立したユーゴスラビアに組み込まれたスロベニアにあるこの醸造所も、戦後は国営化されましたが、 現在は再び民営

Bierreise 2012 10:Medvedgrad CRNA KRALJICA&MRKI MEDVJED

イメージ
クロアチアの首相官邸等の政府機関は丘の上にあり、 そこまでケーブルカーが走っています。 このケーブルカーわずか数十メートル、時間にして1分ぐらいの距離ですが、 住民や観光客に利用されているそうです。 ザグレブでは滞在期間はわずか3時間ほどしかなかったので、 買い物や観光をさらっとして、12時頃のVillach行きの電車に乗って、 次の目的地Ljubljana(リュブリャーナ)へと向かいます。 *************************** 今日は先日に引き続き、ザグレブの地ビール醸造所、 Medevedgrad のビールを紹介。 今日は Crna KraljicaとMrki Medvjed を紹介。 Crna KraljicaはSchwarz(黒ビール)スタイルのビール、Mrki MedvjedはDunkel(ドゥンケル)スタイルのビールです。 どちらのビールもロースト麦芽の味がよくしていて、 風味豊かな味わいが感じられます。  特に黒ビールの方は特に味が際立っており、 黒ビール独特の味わいが楽しめます。 なかなかこだわりあるビールを醸造するビアパブ、 ザグレブに訪れた際は是非訪問してみてください。 1994年に設立され、設立18年を迎える醸造所ですが、 今回紹介したほかにも所謂ラガービールも作っています。 今回は飲む事ができなかったので、次回はチャレンジしてみたいなと思います。  ●○Medvedgrad CRNA KRALJICA&MRKI MEDVJED○● Brewery: Pivovara Medvedgrad  Location: Zagreb,Croatia Website:http://www.pivnica-medvedgrad.hr/

Bierreise 2012 9:Medvedgrad Dva Klaska&Gricka Vjestica

イメージ
Zagrebの昼は地ビール屋さんへ。 ZagrebにはMedvedgrad(メドヴェドグラード)という地ビール醸造所があり、 そのビールを提供する直営店がZagreb市内に数店舗展開されています。 比較的郊外ではビアガーデンを擁した広いレストラン、また中心街にはビアバー的な雰囲気の お店があるようです。 Tkalčićeva通り 今回は、ザグレブ中心街のTkalčićeva通りにあるお店を訪れました。 Tkalčićeva通りにあるお店 店内とテラスの両方がある。  メニューは、クロアチア料理をはじめ、 ビールに良く合うザグレブ風カツレツやソーセージなど、 バライエティーが豊富。 ビールはWeizenやDunkel、Lagerタイプのビールなどが あり、それぞれハーフリッターで200円程で頂けます。  まずは Dva Klaska(Weizen) を頼む事に。  酸味が効いたビールで、これはけっこう美味しい! 無ろ過なので酵母が残っており、かなり濁ってます。 フルーティーさも感じ、苦さは全くないので非常に飲みやすく感じました。  続いてGricka Vjestica。 アルコール度数7%のストロングビールです。 濃厚な味わいで、若干甘みも感じられます。 いずれにしても美味しいビールです。  ●○Medvedgrad Dva Klaska&Gricka Vjestica○● Brewery: Pivovara Medvedgrad  Location: Zagreb,Croatia Website:http://www.pivnica-medvedgrad.hr/

Bierreise 2012 8:Pan Lager

イメージ
Splilから飛行機でZagrebまでやってきました。 クロアチアの首都であるZagrebは、アドリア海沿岸の町とは違い、 非常に都会的で、他の西欧の首都に引けを取らないくらい整然として美しい都市です。 秋の終わり、冬の始まり。 木々の葉が落ち、ザグレブも冬に入ります。 ************************* 今日紹介するビールは、クロアチアの Pan というビール。 クロアチアCarlsbergが1997年に導入したラガータイプのビールです。 近年導入されたビールですが、順調に販売規模を拡大しています。 比較的あっさりした味わいのラガービールで、口当たりが軽く飲みやすいビールでした。 ●○Pan Lager○● Brewery: Carlsberg Croatia Location: Koprivnica,Croatia Website:http://www.pan.com.hr/

新年ご挨拶

イメージ
新年明けましておめでとうございます。 今年も引き続き、当ブログをよろしくお願いいたします。 皆様にとって、素敵な一年になりますように。