Bierreise Chezh&Austria 4.Pilsner Urquell

Pilsner Urquelle(ピルスナー・ウルケル)のラベルに描かれている醸造所の”門”

この日はドイツから、国境を越えチェコを目指します。
途中、Schwandorf(シュヴァンドルフ)で電車を乗り換え、3時間ほどの道のりです。

ドイツ・チェコ国境のFurth im Wald(フルト・イン・ヴァルト)ではパスポートコントロールがあり、パスポートには入国スタンプが押されました。この年の12月にシェンゲン協定が発効され、パスポートコントロールがドイツ/チェコ国境で廃止となったため、ある意味貴重な体験でした。 

チェコ国境を過ぎると駅などのインフラ、街の風景が少し変わることに気付き、チェコに来たんだなーと実感。
しばらくしてチェコのPlzeň(プルゼニュ)に到着です。
Plzeň Hlavní Nádraží(プルゼニュ中央駅)
Plzeň Hlavní Nádraží(プルゼニュ中央駅)

プルゼニュ中央駅は、線路と線路の間に駅舎がある不思議な構造。そういえば昨年訪れたドイツにあるHalle(ハレ)も同じ構造の駅でした。
駅前からはトラムも走っていますが、今回は(というより毎度ですが)歩いて旧市街へと向かいます。

プルゼニュは、歴史ある旧市街と対照的に、後半で紹介するPilsner Urquellの醸造所や機械産業で有名なŠkoda(シュコダ)の本社も有する産業都市でもあります。

トラムの線路に沿って歩いて行けば旧市街。
どことなくレトロな雰囲気です。

プルゼニュのトラム

不安定な天気でしたが、午後には徐々に晴れ間も見えてきました。

Katedrála svatého Bartoloměje(バルトロメイ大聖堂)



Náměstí Republiky(共和国広場)

街の見どころはNáměstí Republiky(共和国広場)。チェコの広場は英語で言う”Square"の言葉の意味の通り真四角の広場が多いですが、この広場も”四角"。

しばらく観光した後は、お待ちかね、Pilsner Urquellの醸造所へ。
日本でも何度も飲んだ事のあるビールを"本場"で頂けるとあってテンションも上がります。

醸造所には、博物館やレストランに加え、醸造所の見学も出来る等、見どころ満載。
今回は時間の都合上レストランとスーベニアショップのみでしたが、次回訪れた際はぜひ見学したいところ。お隣のドイツ人の観光客も多いみたいで、ショップでは大量のウルケルをお土産に買っている人も見受けられました。

さて、ここの醸造所の看板商品とも言えるPilsner Urquellは1842年に Plzeňský Prazdroj醸造所で作られたピルスナービールで、ピルスナービールの元祖と言われているビールです。Pilsner Urquellはドイツ語で”プルゼニュの発祥?”の様な意味で(良い意訳が見つかりません)、ドイツ語の名称がある事からもわかる通り、ドイツ人醸造家がこのピルスナービールの発明に一役買っています。

今回、何と言っても楽しみなのが”出来立て”のピルスナーウルケル

一杯口に含むとホップの香りが強く、苦味も程よく感じられます。どことなく清涼感が感じられ、かなり早いペースで飲み干してしまいました。 いやはや感動。是非また飲みに来たいと思える一杯でした。

チェコで飲むビールは美味しいのは勿論の事、さらに嬉しいのがビール一杯の値段。
このウルケル、500mlでたったの130円!美味しい上に安い。文句なしです。


ビールを飲んだ後はこの日の滞在地Praha(プラハ)へと向かいます。
泊まる予定の宿の部屋が水道管が壊れたとかで、急遽別のお宿に移動。
なんだか薄暗い所にある宿でしたが、仕方なし(でもかなり広い)。
ここで4日間滞在です。

●○Pilsner Urquell○●
Brewery: Plzeňský Prazdroj
Location: Plzeň(Pilsen), Czech
Website: http://www.pilsnerurquell.com/

コメント