Bierreise 2009 Germany&Scandinavia 32:Hansa:pilsner


 この日はOsloから電車で7時間ほどかけて、Bergenへ向かいました。
ノルウェーはとにかく宿代が高かったので、日帰り→夜行という強行スケジュールで行きました。

幸いにもこの頃はまだ学生で、学生料金が適用(50%off)。当時のレートで3200円ぐらいで向かうことが出来ました。物価の高い北欧で、この価格は本当に助かりました。

Olso中央駅からBergenまでは、この一見速そうな電車で向かいます。
外見とは裏腹に実際山道を走るので、結構のんびり走ります。
 緑の美しい湖畔を走ったり、
 かなり標高の高い所を走ったり。景色に富んでいるので楽しめます。
とは言えやはり7時間は長い…

そんなこんなで早朝に出発し昼過ぎにBergenに到着。
帰りの電車が23時ごろなので、8時間ほどですが、Bergen観光を楽しむ事にします。

まずは駅からベルゲンの象徴とも言えるBryggen(ブリッゲン)へと向かいます。
途中、路面電車の建設現場に遭遇。他の欧州都市同様、この街でも所謂LRTと呼ばれる
新型路面電車がお目見えするようです。(この翌年、2010年に開業したとの事)

 Bergenといえば、やはりBryggenと呼ばれる木造の倉庫群です。
世界遺産にも登録されているこの倉庫群は、カラフルでなんともかわいらしい建物です。

 昼飯にお魚のサンドウィッチでも食べようかと思っても、物価が以上に高いがノルウェー旅行のきついところで、普通の魚介サンドなんかでも1500円ぐらいしてしまいます。高い。
ここが貧乏な、学生旅行。普通にりんごとパンをスーパーで買って、むなしいランチをしてしまう訳ですが、食の楽しみがなくとも、非常に美しい街が、テンションを上げてくれます。
(美味しそうなパンは次回のお楽しみです)

その後、Nordnes地区へと向かいました。
ベルゲンの象徴と言えば、やはりBryggenですが、私にはベルゲンの普通の街並みの方が気に入りました。ベルゲンの街は、非常に起伏にとんだ地形に作られているため、坂道あり階段あり小さな路地ありと私の好きな町の条件を全て満たす、なんとも堪らない街です。

 続いてFløibanen(フロイエンバーン)と呼ばれるケーブルカーに乗って、山の上から
景色を眺める事にします。
 山頂からの景色はとにかく絶景。
 上から見ると、本当に模型のような、なんとも可愛らしい街並みです。

山頂から中心街までは歩いても40分ほどとの事で、帰りの電車までかなり時間もあるので、
歩いて下山する事にしました。

若干人気も少ないので、夕方の下山は若干微妙かもしれませんが、市街地に近づいてくるにつれて人気も出てきました。
 途中、こんな素敵な一角を見つけることが出来たり、とにかく楽しい。

 途中急に雷が轟き、雨が降り出したので、少し小休憩。

その後は帰りの電車での時間までお洒落なレストラン・バーで時間潰し。 ここで本日紹介するビールを頂く。

今日紹介するのは、ここBergenの地ビール、Hansa(ハンザ)
Hansa Borg Bryggerier(ハンザ・ボルグ醸造所)は1997年にHansa醸造所Borg醸造所が合併してできた醸造所です。Borg醸造所は1855年に設立された醸造所で、ノルウェー南部のSarpsborg(サルプスボルグ)にあります。一方Hansa醸造所はノルウェー西部のBergen(ベルゲン)にある醸造所で、1891年に創業しました。

Hansaとは、勿論BergenがHansa(ハンザ)都市であったことから名づけられています。
今回ベルゲンで飲んだのは、Hansa Pilsner(ハンザ・ピルスナー)。
 ホップの苦味もモルトの甘みもちょうどいい感じです。
軽いビールを想像していましたが、意外と味がしっかりとしているビールという印象でした。

樽生で飲みたいなと思いますが、なかなかノルウェーでは樽生に出会うことが出来ません。

●○Hansa:pilsner○●
Brewery:Hansa Borg Bryggerier
Location:Bergen, Norway
Website:http://www.hansaborg.no/

その後雨に濡れた石畳を歩きながら、ベルゲン中央駅へと向かう。
既に夜行列車は到着済み。普通の座席タイプの夜行列車ですが、背もたれも倒せるし、
ブランケット、アイマスク、耳栓が用意され、思いのほか快適。

再びOsloへ7時間半の長旅が始まります。

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