Bierreise 2012 14: Villacher Dunkel



Villach(フィラッハ)の街並み。

クリスマスの一ヶ月前だったので、ちょうどクリスマスマーケット等が始まったばかりでした。
ヨーロッパのクリスマスマーケットは早いところだと11月の終わりぐらいから始まるところもあり、
 どこもかしこもクリスマスムード一色になります。

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今日も引き続きVillacherを紹介します。

今回はVillacherの歴史を紐解いてみましょう。

Villach(フィラッハ)があるKärnten(ケルンテン)地方は、古くからSteinbier(シュタインビア)と呼ばれるビールを醸造しており(醸造するときに熱した石を使用して作るビールなので、Stein=石ビールと呼ばれている)、Steinbierの醸造所が古くから多くありました。

 街にあった古い操業停止したSteinbierの醸造所をJohann Fischerという人物が
改装してスタートさせたのがこの醸造所の始まりです。1858年の事です。

1888年にJohann Koutnikという人物が、醸造士の見習いとして入社すると、
数年後には醸造資格を取得、醸造所の支配人まで成り上がると、彼の手腕の元
醸造所は年々拡大の一途をたどり、Villach一の醸造所になります。

そうした中でVillach市から、市のワッペンを醸造所のトレードマークに使用する認可を頂き、
それ以来、以前までのFischer Brauerei(フィッシャー醸造所)からVillacher Brauerei(フィラッハー醸造所) と現在の名を冠する事になる訳です。

現在もケルンテン州を代表するビールメーカーである訳ですが、
先日に引き続き他のビールを紹介。


今日はDunkel(ドゥンケル)を紹介。
これはとにかく私の好きなドゥンケルでした。うまい。

何かって言うと、ロースト香がして奥深い味もいいのですが、
後味に甘みが非常に広がるのが、なんとも私好みです。

苦味が少ないのですいすい飲めてしまいます。おいしい。

 ●○Villacher Dunkel○●
Brewery: Villacher Brauerei
 Location: Villach Austria
Website:http://www.villacher.com/

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