Schlenkerla

ニュルンベルクの北に位置する街、Bamberg(バンベルク)。

旧市街は世界遺産に登録して、あまりにも綺麗な街並みは日本でも度々紹介されています。
バンベルクは、美しい街並み以外にも、素晴らしい特産品を有している街であるのをご存知でしょうか?

その特産品とは、

「Rauchbier(ラオホビア)」。

Rauchとはドイツ語で煙を意味し、Rauchbierは燻製にした麦芽を使っているたその名がつきました。
世界でも基本的には、バンベルクでのみ製造されているビールで、個性の強いビールです。
バンベルクでも、何軒かラオホビアを製造する醸造所がありますが、その中でも特に有名なのかSchlenkerla(シュレンケルラ)です。 因みに名前の由来は、ドイツ語のschlenkern(ぶらぶら動かす)という動詞から来ているそうで、バンベルクのあるフランケン地方の方言も加わって、Schlenkerlaという名前になったそうだ。
実は、日本の「富士桜高原麦酒」という地ビール会社でもラオホビアが作られているほか、シュレンケルラも日本へ輸入されているため、国内でも飲む事が容易である。

さて、今回紹介するのは「Weizen(ヴァイツェン)」と「Märzen(メルツェン)」。


まず両方に特徴するのは、燻製の香りだ。肉やチーズ等を燻製にした時にするあの香りがビールの中に強く溶け込んでいるのである。これがRauchbierの特徴だ。

メルツェン(写真左)は苦味のある中にも、モルトの甘みが伝わりおいしい。何より上記の燻製香がオリジナリティを出している。

ヴァイツェン(写真右)も、ヴァイツェンとしてだけでも十分に美味しい。

ちなみにビールの用語については「知識」の欄を参照していただければと思います。
●○Schlenkerla○●
Brewery: Schlenkerla Brewery
Location: Bamberg,Germany
http://www.schlenkerla.de/
Märzen:★★★★☆☆
Weizen:★★★★☆☆

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