Shepherd Neame:Spitfire

世田谷区、環八沿いにある東急バス瀬田営業所。

かまぼこ型の、可愛らしい形をした車庫があります。
「瀬田営業所」の可愛らしいロゴもなかなかいい感じです。

結構建物自体は古そうですが、取り壊さず残してほしい建物のうちの一つです。

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今日紹介するのはイギリスのShepherd Neame(シェパード・ニーム)醸造所Spitfire(スピットファイア)
Shepherd Neame醸造所はイギリス東部のKent(ケント)地方、Faversham(フェーバースハム)にある醸造所。
創業は1698年と、イギリスで一番古い醸造所と言われています。
そもそも醸造所があるFavershamでは,1100年代に修道院でビールが作られていたと言われており、この街にはおよそ1000年も昔からビールが作られていたことになります。

醸造所の名前にもある「Shepherd」は、1700年代に醸造所の発展に大きく貢献したSamuel Shepherdから、「Neame」はホップ農家で働いていて、1800年代に経営に参画したPercy Beale Neameから来ています。現在の会社名「Shepherd Neame」が誕生したのは、Percy Beale Neameが会社に入った1864年のことです。

Shepherd Neameで作られているビールのブランドは主に以下の通り。

  • Bishops Finger(ビショップスフィンガー:ストロングエール)
  • Spitfire(スピットファイア)
  • Master Brew(マステーブリュー)
  • Kent's Best(ケントズ ベスト)
どれもCask Conditioned(カスク・コンディション)で提供されていて(Cask Conditionedとは、直訳すると樽熟成ですが、そのままの意味で、樽内で熟成・発酵されているビールのことを言う)、まさにイギリス伝統のビールと言えます。
 
今日紹介するのは数あるブランドの中でも現在の看板ブランドになっているSpitfire。

Spitfireとはイギリス空軍の戦闘機から名づけられた名前で、第二次世界大戦時のイギリス空軍とドイツ空軍の戦い「Battle of Britain」の50周年を記念して1990年に作られたビールだそうです。

モンドセレクションなど、数々の賞を受賞しているビールだそうで、醸造所の中でも自信作といえるビール。
やや薄い赤褐色で割と透明感のあるビールです。
一口飲んでみると、割とすっきりした印象もありましたが、ホップの苦味とフルーティーな味わいが口の中に広がります。
サーブされた状態も美味しかったです。

最後に余談ですが、Shepherd Neame醸造所はラガービールの醸造所でも知られており、海外ブランドのライセンス醸造を行っています。

その中にはスイスのHürlimannやドイツのHolstenなんかがあるのですが、その中でアサヒビールのスーパードライも飲まれているそうです。

●○Shepherd Neame:Spitfire○●
Brewery: Shepherd Neame
Location: Kent, England
Website: http://www.shepherdneame.co.uk/

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