Bierreise 2009 Germany&Scandinavia 7:Klosterbrauerei Neuzelle Kirsch Bier

この日はHannoverに程近いHildesheim(ヒルデスハイム)へと向かいます。
Marktplatz


















Hildesheimは、Fachwerkhausという木組みの家々と朱色に統一された屋根が美しい街で、落ち着いた雰囲気のある街です。

特に旧市街の真ん中にあるMarktplatzに面するFachwerkhausは圧巻。殆どの建物が第二次世界大戦時の空襲で破壊されてしまったため再建ではありますが、石造りのRathausとTempelhausはなんとか全壊を免れたそうです。




街の全景を見るには、St.-Andreas-Kirche(聖アンドレアス教会)の塔に登るのがオススメ。


但しエレベーターはないので、塔の上に登るまでかなり大変。。。



見える景色は絶景で、世界遺産に登録されている教会群を見渡す事が出来ます。

日帰りの小旅行に丁度良い街でした。

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今日紹介するのはWerderaner Kirsch Bier(ヴェルダーアナー・キルシュ・ビア)。
Klosterbrauerei Neuzelle(ノイツェレ修道院醸造所)が飲料販売会社・Schrödter(シュレッター)に提供する所謂OEM商品です。


そもそも、ブランデンブルク州にある修道院醸造所なんて初めて聞いたので、ウェブ上で調べてみました。
Neuzelleはドイツとポーランド国境近くにある小さな街。Neuzelleの修道院醸造所は1589年に設立され、現在に至るまで400年以上の歴史を持つ老舗醸造所です。
東ドイツ時代に国家管理の下、Klosterbrauerei(修道院醸造所)という名前を使用することが禁止され、Brauerei Neuzelle(ノイツェレ醸造所)という名前に変更を余儀なくされました。しかしながら東西ドイツ統一後は、名前を再び戻し、民営化されています。
名物ビールは「Schwarzer Abt(シュバルツァーアプト)」と呼ばれる修道院に伝わる伝統的な黒ビール。アルコール度数は3.9%のビールで、恐らく先日紹介したPupen Schultzes Schwarzesのような味がするのだろうと想像できます。

このビールはBrandenburger Bierkrieg(ブランデンブルク・ビール戦争)という訴訟問題を引き起こしたことで特に有名だ。Schwarzer Abtは、ドイツのビール純粋令で定められている原材料以外のものを用いているため、「Bier(ビール)」という表記を商品にさせる事が出来ません。それに対してノイツェレ修道院醸造所は、ブランデンブルク州に対して訴訟を起こし、ビールという表記が出来る権利を見事勝ち取っています。

今回紹介するのはそんな醸造所が醸造するWerderaner Kirsch Bierというビール。

オリジナルレシピでなく、恐らくノイツェレ修道院醸造所のKirsch Bierのラベルを貼り変えただけだと思われる。 Bockbier(ボックビール)にKirsch(チェリー)を加えたフルーツビールだ。
先日のLausitzer Porterに比べて、ややあっさりしているという印象でした。
このビールもLausitzer Porterの一部と言えるのでしょうか。

●○Klosterbrauerei Neuzelle:Kirsch Bier○●
Brewery: Klosterbrauerei Neuzelle
Location: Neuzelle,Germany
Website:http://www.klosterbrauerei.com/

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