Freistädter

オーストリアの工業都市リンツ。オーストリア第三の都市で、工業都市とも知られている。

街並みは美しく、昨年は欧州文化首都(European Capital of Culture)に選定されていた。

私が訪れたときは、お祭りのようなものが開かれており、非常に賑やかな雰囲気だった。

その時に、Freistädter(フライシュテッター)というビールが出展していて、ビールをかなり安価な価格で飲む事が出来た。今回はこのビールを紹介する事にしよう。

Freistädterは、その名の通りFreistadt(フライシュタット)生まれのビール。Freistadtはリンツと、チェコの有名観光地、チェスキークルムロフとの間位置する人口7400人ほどの小さな町だ。

ビール自体はこの街で1363年から作られており、市民にビールを作る特権を与えられていたそうだ。1770年に、旧市街でビール醸造権利を与えられていた149の家々が共同で「Braucommune Freistadt(ビールコミューン・フライシュタット)」という組織を結成した。これが現在のFreistädterの醸造元であり、現在もその名前は会社名として残っている。

現在Freistädterは
  • Ratsherrn Premium(プレミアムビール)
  • Bio Zwickl(ビオ・ツヴィックル)
  • Dunk'l(ドゥンクル・ドゥンケル)
  • Böck'l(ベックル・ボックビール)
  • Märzn(メルツェン)
  • Midium(ライトビール)
  • Rotschopf(ロートショップフ・赤褐色ビール)
等のビールを醸造している。
今回飲んだのはおそらくプレミアムビール。

モルトの味がしっかりきいていて、苦味も程よい。
なかなか美味しく、あっという間に飲み干してしまった。
基本的にリンツ・ウィーン地区でしか飲めるものではないらしいので、非常に貴重だった。

●○Freistädter○●
Brewery: Braucommune Freistadt
Location: Freistadt, Austria
Purchase Possibilities in Japan:×
Website: http://www.freistaedter-bier.at/
★★★★★☆

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